人気アニメ名探偵コナンの映画「天国へのカウントダウン」は、
2001年に公開された5作目の劇場版映画です。
数あるコナン映画の中でも人気の作品なので好きな方も多いのではないでしょうか。
今回はその中でも車でビルから脱出するラストシーン、灰原の車の計算で本当に脱出できるのか?
空気抵抗は影響しないのか?について調べてみました。
以下ネタバレを含みます。
天国へのカウントダウンでの灰原の計算式
映画のラストで爆発するビルから車で隣のビルに飛び移り脱出しようとするところで
灰原が何やら計算するシーンがあります。
計算についてのシーンのセリフ
以下そのときのセリフです。
「ビルの間は50メートル。飛び移るという事になれば、60メートルって所ね。隣のビルとの高低差は20メートル。地球上の物体は、空間では水平方向に同じ速度で進むけど、下向きには重力によって、決まった割合で速度を上げながら落下して行くの。
20メートル落下する時間を求める式は、t=ルートg分の2s、tは求める時間(秒)、gは重力加速度 9.80665m/sec.2乗、sは落下距離 20m、これを式に当てはめると2.02秒。
つまり、20メートル落下するのに約2秒、2秒で60メートル進まなくてはいけない。って事は、1秒で30メートル。時速に置きかえると、108km/hだ」
天国へのカウントダウン視聴中
灰原の計算は見すぎて覚えちゃったよ
意味は分からんけど🤣🤣 pic.twitter.com/IdtlH7IBb8— しん ⚓️潜水済 (@conan_486905) April 6, 2022
灰原の車の計算式の内容
これは物理の計算式なんだそう。
高校で物理を勉強したらこの計算のいいがわかるようになった、
というSNSをよく見ますが私には。。。汗
もっとちゃんと勉強しておけば良かったです。
コナンで使われるトリックは実現可能かちゃんと検証している、と聞いたことがあるので
計算的には実現可能なようです。
空気抵抗は影響しないのか?
では、空気抵抗などは影響しないのでしょうか?
今回の場合放物線上に落下するので、自由落下となります。
本来物体が落下する場合空気抵抗を受けますが計算上空気抵抗は考慮しないことが多いそうで
灰原の計算についても空気抵抗は考えていない計算式になっています。
理論上は可能、ということですね。
灰原の計算で実際に脱出できるか
では実際に脱出はできるのか? というところでは、
結論として
理論上は可能である、ということになるようです。
この会場の広さだと、出せるスピードはせいぜい5、60km。このままだと、向こう側のビルに届く前に落ちてしまう。。。
が、これならどうだ?
と爆弾の爆風を利用して、向かいのビルに飛び移ることを提案するコナン。
灰原
成否の鍵を握るのはタイミングね。
車がスピードを上げて窓を突き破った瞬間に爆弾が爆発しないと、そのまま失速して、墜落してしまうわ。
108km出せれば実現は可能だけれど、出せるのは60km程度で無理。
そこで爆風を利用しようというわけですね。
劇中では、
- 灰原が30秒を過ぎてもカウントをやめず、元太が迎えに走る
- 車が走り出した勢いで灰原が車から投げ出されそうになる
- 光彦が灰原の手を掴んでぶら下がった状態になる
- 灰原がオブジェにぶつかりそうになる
- コナンが歩美が被っていたヘルメットを取り いつものキック力増強シューズで蹴りオブジェを壊す
と、とても2秒ではできないであろう動きや、
そんなに動きがあったら計算通りに行かないだろうということも多々ありますが
爆風のお陰でなんとか、実現できた!というところでしょうか。
毎回、絶対ありえないだろ!
な展開の映画コナンですが何回見ても興奮してしまいますね!
最後まで読んでいただき、ありがとございました!