今回は、「カーネーションの育て方」
「母の日にもらったカーネーションの鉢植えが枯れる原因」
「カーネーションの根元が枯れるのは?」
「カーネーションの根腐れを復活させるには?」をお伝えします。
■ カーネーションの育て方ともらった鉢植えが枯れる原因
カーネーションの育て方
カーネーションの特徴
カーネーションには、高温多湿や長雨には弱い特徴があります。
蒸れや病気に弱いので注意が必要です。
水やりのポイント
カーネーションの水やりは、用土が乾いてきたら水を与えます。
目安は、鉢底から水が流れ出るくらいです。
つぼみの時期、成長する時期には、特に水分を多く必要とします。
用土と肥料
鉢植えの場合は、赤玉土小粒7、腐葉土3の混合用土を基本とします。
水はけをよくするためには、1割ほどの山砂か鹿沼土を配合するのが理想です。
肥料については、液体肥料の場合は月に3回くらい施すのが目安です。
緩効性化成肥料の置き肥を施す場合は、月に1回で十分です。
母の日にもらったカーネーションの鉢植えが枯れる原因
ここからは、母の日にもらったカーネーションの鉢植えが枯れる原因をお伝えします。
風通しに注意しましょう。
小さい鉢植えのカーネーションだと茎葉が密生しているため、カビなどによる病気が発生しやすいです。
また、母の日にもらったカーネーションはフラワーラッピングをしたままのことが多いので風通しが悪くなります。
カーネーションは日当たりが良く乾燥した気候を好むので、置く場所としては風通しの良いところが適しています。
病気と害虫
病気は、灰色かび病、ウイルス病、立枯病などが考えられます。害虫は、アブラムシに注意です。アブラムシが発生したら早めに防除しましょう。
根詰まりは下葉の枯れ上がりの原因になる
根詰まりは、つぼみの不開花や下葉の枯れ上がりの原因になります。秋になったら、一回り大きな鉢に植え替えてあげてください。
根鉢をくずして新しい用土で植え替えをしましょう。
■ カーネーションの根元が枯れるのは?根腐れを復活させるには?
カーネーションの根元が枯れるのは?
下葉が黄色くなってくるのは、根詰まりのせいかもしれません。
茎や花が元気であるなら、根詰まりの心配はありません。
次のような症状が見られたら、根を整理してから植え替えをしてあげてください。
- 新芽が小さい。
- 葉っぱの先端が枯れてくる。
- つぼみが開かない。
- 水を吸わなくなっている。
カーネーションの根腐れを復活させるには?
用土の多湿によって根腐れが発生すると、次のような症状が見られます。
- 根が全体的に黒い。
- 土の表面にカビがはえている。
- 腐った臭いがする。
- 葉っぱが枯れる。
- 花が咲かない。
- 新芽がしおれている。
根腐れを復活させるには、「植え替え」をします。
はじめに、カーネーションを鉢から出します。
根っこの部分の土をほぐしていくと、根っこが傷んでいる部分は土ごと落ちます。
元気のある根っこは落ちません。土が落ちなくなるまで根っこをほぐしてください。
新しい土と鉢を用意して、カーネーションの「植え替え」をします。
植え替えが終わったら水やりをして、日陰に置いて様子を見ます。
元気を取り戻したら、日向に出してあげてください。
■ まとめ
カーネーションには、高温多湿や長雨には弱い特徴があります。
母の日に鉢植えのカーネーションをもらった場合は、すぐにフラワーラッピングを外して風通しをよくしてあげましょう。
また、根腐れを復活させるのは園芸好きの人でも難しいので、失敗してもあんまり落ち込まないでください。