ミラベルと魔法だらけの家ブルーノとは?声優や劇中歌についても

 「ミラベルと魔法だらけの家」は、2021年11月26日に日本公開となった、ディズニーの60作目となる長編ミュージカルファンタジー映画です。

 この映画の登場人物であるブルーノが大きな話題となっています。

このページでは

  • ブルーノについて
  • 日本語吹き替え版の声
  • 大ヒットした劇中歌

についてまとめてみました。

 

以下ネタバレを含みます。

 

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ミラベルと魔法だらけの家ブルーノとは

 「ミラベルと魔法だらけの家」は、南米のコロンビアを舞台にした物語です。魔法の力を持つ、町の名士・マドリガル家の中で、唯一魔法というギフトを与えられなかった少女・ミラベルが主人公です。

 疎外感を抱きながらも明るく生きるミラベルですが、魔法が消えるかもしれない危機が一家に迫ることをきっかけに、消息が不明であった叔父のブルーノのことを調べ始めます。

ミラベルの叔父であるブルーノは、ミラベルの祖母でありマドリガル家の家長である、アルマおばあちゃんの生んだ三つ子の1人で、ミラベルの母・フリエッタと叔母・ペパの3人兄妹です。

 

ブルーノの能力

ブルーノは、未来が見えるという魔法の力を持っています。三つ子の3人は、5歳になったときに母のアルマから魔法というギフトをもらったのです。フリエッタがもらったのは”癒しの魔法”で、ペパがもらったのは”天気を操る魔法”です。

ブルーノはその能力ゆえに、災厄となる出来事をしばしば予言してしまうため、町の人々から疎まれることとなり、家族にとって自分が害にならないようにと姿を消してしまいます。

 

ミラベルと魔法だらけの家ブルーノの声優:中井和哉

日本語吹き替え版でブルーノの声優を務めるのは、中井和哉さんです。

中井和哉さんは1967年11月25日生まれの、間もなく56歳になる声優さんです。

 

 中井和哉さんと言えば、やはり代表作は「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ役です。オーディションで抜擢され、1999年からゾロの声を演じています。

 ゾロの他にも、「銀魂」の土方十四郎役や「機動新世紀ガンダムX 」のウィッツ・スー役をはじめ、多くの吹き替え作にも参加しています。

 

ミラベルと魔法だらけの家ブルーノの歌

 「ミラベルと魔法だらけの家」はミュージカルなので、劇中歌がたくさん流れます。その中で、ブルーノの歌と言われるのが、「秘密のブルーノ」という曲です。

 この曲は、ミラベルが叔母のペパに、叔父のブルーノのことを聞く場面で登場します。ペパと共に、夫のフェリックスや、ミラベルのいとこであるドロレスやカミロなども次々に歌っていきます。

 

秘密のブルーノ

 それでは、「秘密のブルーノ」の歌詞をご紹介します。高橋亜子さんという、多くの作品の翻訳を担当する、高橋亜子さんによる日本語の訳詞です。

 

◆◆歌詞◆◆

触れちゃだめ ブルーノ ノー ノー ノー

触れちゃだめ ブルーノ でも

あれは 私の あれは 僕らの 結婚式の日 とても晴れてた

晴れてたのにさ そこへブルーノが来た途端 稲妻!!

もう あなたが話せば ああ ごめんよ 君が

もうすぐ 雨が ブルーノが言うのさ

雨が降ると言うの みんな傘をさした

嵐の中で 僕ら式を挙げたよ

触れちゃだめ ブルーノ ノー ノー ノー

触れちゃだめ ブルーノ

 

ねえ! ブルーノ 怯えて暮らしてたの

呟き今も聞こえてくるの 落ちる砂のようなあの声 シーシーシー

おばあちゃんと家族の未来の 重たい何かを抱えてるの

その予言 誰もわからなかった あなたわかるの?

 

背中にはネズミたち

闇の中へ 連れ去られる

君の叫び声 待ちわびてる

触れちゃだめ ブルーノ ノー ノー ノー

触れちゃだめ ブルーノ ノー ノー

触れちゃだめ ブルーノ 触れちゃだめ ブルーノ

 

死ぬと言われた魚 すぐ死んだ ノーノー

太ると言われたら ほら太った ノーノー

 

言われた通り 髪の毛抜けたよ ノーノー

予言が運命を決める

 

人生の夢が叶うと彼に言われたわ

ぐんぐん力育つと ブドウの木のように

ほら マリアーノが来る

ずっと夢見た人は 他の人を 愛していると 声がするの

 

ちょっと そばに近づかないでよ

彼の呟き 今聞こえる

 

ブルーノ

ああ 知りたい ブルーノ

知らなくちゃいけない ブルーノ

真実教えて ブルーノ

 

イサベラ 彼氏だよ 夕食よ

背中にはネズミたち

彼に言われたわ

晴れてたのにさ

ぐんぐん力育つと

稲妻!!

もうあなたが話せば

ほら マリアーノが来る

背中にはネズミたち

もう私の夢が叶う日など来ないかもねだけど

いいの いいの いいの いいの

彼だよ

触れちゃだめ ブルーノ

知りたかったの ブルーノ

触れちゃだめだった ブルーノ

 

以上が「秘密のブルーノ」の歌詞です。

歌詞を見てわかるように、感動的なバラードやラブソングではなく、ディズニーソングとしてはネガティブな歌詞です。作曲家のリン=マニュエル・ミランダも、家族の「ゴシップソング」と言っています。

 メロディーも不穏なので、さぞかし不人気な曲と思いきや、この曲は大ヒットしました。その理由を探ってみたいと思います。

 

秘密のブルーノが大ヒットした訳

「秘密のブルーノ」(原題は「We Don’t Talk About Bruno」)は、ディズニーアニメの音楽としては「Let It Go」を超えて、全米シングルチャートで1位を獲得する大ヒット曲となりました。

 この曲が収録されたサウンドトラックアルバムも、ディズニーの作品としては「アナと雪の女王2」以来となる全米1位を獲得しています。

 

 この曲が大ヒットしたのは、ラテン音楽とブロードウェイミュージカルを合体させた、楽曲自体の良さに加えて、「触れちゃだめブルーノ ノー ノー ノー」という印象的なフレーズが頭から離れない、というのもあると思います。

 さらに、ペパ、フェリックス、ドロレス、カミロなど、多くのキャラクターが次々と登場してリズミカルに歌う独特さも、ヒットの理由と言えそうです。

 

まとめ

 「ミラベルと魔法だらけの家」のブルーノについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

「ミラベルと魔法だらけの家」は、11月17日(金)に「金曜ロードショー」(日本テレビ系、21:00~22:54)で本編ノーカットで初放送されるので、「もう一度見たい!」という方も、「見てみたい!」と思った方も是非、チェックしてみてください!

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!