今回の話題は、お守りの郵送です。
「お守りって郵送できるの?」というのは、
方法や手段のことではなくて、
「郵送で送ることはタブーではないのか?」ということでお話をまとめてあります。
「お守りの郵送の方法教えて!」というのは、
「郵送する場合の注意点」という意味でお伝えします。
■ お守りを郵送する方法と郵送する時に気をつけること
はじめに、「お守りって郵送できるの?」という問題から整理していきます。
原則として重んじられているのは、「お守りはお参りして授かる」ということです。
それでは、郵送する場合というのは、どのようなケースなのか?
1つは、誰かにあげる、贈るケースです。
例えば、安産祈願や合格祈願のお守りを持たせてあげたいと考える場合があります。
両親からかもしれないし、家庭教師をしていた先生かもしれないし、
彼氏や彼女からかもしれません。
それでもご利益はあるのか?
そこが気になるわけです。
この場合、本人ではないけれども、
持たせてあげたいと考えた人がお参りして授かっているので、ご利益はあります。
むしろ、「人のためにお参りをする」ことは尊いことなので良いこととされています。
だから、このようなケースは郵送してもご利益はあるというわけです。
もう1つのケースは、通販のような形式です。
これについては、神社の方針と言っても良いのでしょうか?
調べてみると、違いがありました。
条件付きで受け付けている神社もあれば、
特別な条件なしでも受け付けている神社もありました。
条件は、一度でも参拝したことがあるかどうかです。
宗教的な難しい決まりはないようです。
郵送する方法については、心配されるのは必ず届くかどうかの問題だけです。
配達されたことがわかる形式で郵送または発送すれば良いということです。
包み方がていねいかどうかも礼儀や作法で考えてください。
こちらも、宗教的な決まりはないようです。
■ お守りを神社に郵送で返納する方法
今度は、古いお守りの返納を郵送する場合のお話です。
郵送での返納は、遠方からお焚きあげをお願いする形になります。
いきなり送りつけるよりは、電話で問い合わせるほうが好ましいです。
ホームページ上で申し込むことができるなら、
WEB申込みを入力したのちに、返納するお守りを郵送または発送してください。
一筆手紙を添える場合は、
- 遠方からの郵送(発送)で失礼します。
- お焚きあげをよろしくお願いします。
- お守りのご利益に対する感謝
このあたりの文面があれば大丈夫です。
お焚きあげの料金については、銀行振込になるか、現金書留になるか、
その神社またはお寺の指定方法に従ってください。
■ まとめ
お守りを郵送または発送する時に気をつけることは、
「お参りして授かる」という原則を守っていれば問題はありません。
ご利益はあります。
安心して、大切な人に安産祈願や合格祈願のお守りを持たせてあげてください。
郵送または発送する具体的な方法に、宗教的な決まりはありません。
一般的な礼儀作法の範囲で、ていねいに包んで送れば大丈夫です。
届くかどうかの心配はありますので、
配達されたことがわかる形式で送ることをおすすめします。
また、古いお守りの返納については、
返納する神社またはお寺に問い合わせて、
指定された方法で送ってください。
忘れてはいけないのは、お焚きあげをしてもらうことです。
ただの処分ではないということです。