掃除しているつもりなのに、なぜかいつの間にかついている赤い汚れ。
これって何だか知っていますか?
この赤い汚れの正体、実はカビではなく酵母菌です。
今回は、油断しているとついてる赤い汚れについてまとめてみました。
目次
■お風呂の汚れは色によって違う、お風呂の汚れ赤ピンク茶色黒黄色
お風呂で見たことがある汚れは、どんなものがありますか?
赤、茶色、黒、黄色と主にあげられるのはこんなものでしょうか。
色が違うように、それぞれ汚れの種類も違うんです。
【赤】
先ほど冒頭で言ったように、赤色の汚れは酵母菌「ロドトルラ」です。
何だか呪文のような名前ですが、
カビより繁殖力があり増殖するスピードもピカイチです。
しかし、赤色の汚れは比較的簡単に落ち、人体には影響はないとされています。
【茶色】
茶色の汚れは、石鹸カスや垢がこびりついたものです。
その他にも、水道水に含まれる微量の鉄分がサビになり汚れとして現れます。
【黒】
黒カビは人体にも影響があり、生えるとなかなか落とすことが出来ません。
結露の多い場所に多く、湿気や雑菌が好物で繁殖していきます。
お風呂は格好の場所なんです。
全ての胞子をなくすことは難しいですが、どう予防していくかが鍵になってきます。
【黄色】
黄色の汚れは、長い間使っていた事で劣化したためか、
入浴剤の色素沈着、水垢や石鹸カスが固まることで起きたものです。
■お風呂掃除のテクニック汚れの色別効果的な洗剤と落とし方
汚れの原因が分かったら、次に掃除の方法を紹介します。
【赤】
赤色の汚れは、水で濡らしてスポンジでこするだけでも落とせます。
しかし、見た目はキレイになっても、目に見えない菌はまだ残っているんです。
そこで「エタノール」を使うと、除菌することが出来ます。
エタノールをわざわざ買うのがもったいないという人は、
「バスマジックリン 泡立ちスプレー 除菌消臭プラス」を使うと簡単です。
汚れにシュッと一吹きして、数分放置して流すだけで、あっという間にキレイになります。
【茶色】
汚れている部分に重曹をふりかけ、
スポンジを濡らしてゴシゴシこするだけでもキレイになると思います。
しかし、これでも落ちない場合は、
- お湯300cc
- 片栗粉大さじ1~2杯
- 重曹大さじ2
これを混ぜ、ペースト状にしてから塗ってみて下さい。
重曹を混ぜるのは、お湯が冷めてからです。
【黒】
黒カビは、生えると一番厄介な汚れです。
根っこがはり簡単に落とせません。
市販のカビ取り剤や、塩素系漂白剤と片栗粉を同量混ぜ、
ペースト状になったものをカビに塗ります。
そこをラップで覆い、20分ほど放置します。
その後、水でしっかり洗い流して下さい。
あまり長く放置すると、パッキンが傷んでしまうので、時間は守りましょう。
カビは空気に触れていると死滅しないので、ラップで覆うのが重要です。
【黄色】
黄色の汚れは、
- 水200mlにクエン酸小さじ1を加え混ぜます。
- キッチンペーパーで覆い、その上からクエン酸水をスプレーし、2時間ほど放置します。
- 覆ったキッチンペーパーでこすって、終了です。
この方法で落ちない時は、色素沈着や劣化が原因かもしれないので、
無理にこすらないようにしてください。
どの汚れにも、毎日の予防が大切です。
お風呂から上がったら、お湯をかけて水分をよく拭き取ると、
汚れをつきにくく出来ます。
まとめ
カビには色別に汚れの原因や落とし方が違うことが分かりました。
どれも洗剤を使うので、掃除の時はマスクや手袋をつけて、換気をしましょう。
汚れを見つけたらすぐに対応と、毎日の予防を心がけると、掃除も楽になりますよ。