みなさんは野菜を洗うときに洗剤を使いますか?
水だけで洗っていますか?
スーパーに並んでいる野菜はとてもキレイに見えますが、残留農薬などが付いていることもあるんですよね。
今回は、洗剤を使って野菜を洗う方法と、それによってどんな差がでるのか、ご紹介していきたいと思います。
野菜の洗い方 洗剤を使って農薬を落とす洗い方
病気や害虫を防ぎながら野菜を育てるには、農薬はどうしても必要になります。
かつては人体を害するような強力な農薬が使われていたため、野菜を洗剤で洗うのが当然でした。
しかし現在では、そのような強力な農薬の使用は禁止されていたり、
残留農薬には基準値が定められていたりするので、神経質になりすぎる必要はありません。
それでも、より安心して野菜を食べたい、農薬の付いていない野菜を子供に食べさせたいと思う方に、洗剤を使って農薬を落とす洗い方をご紹介します。
台所用洗剤で洗う
普段お皿洗いに使っている台所用合成洗剤には、用途として「野菜・果物」と書いてあるものがあります。
ここでは、私が使っている「キュキュット」での洗い方を説明します。
大きめのボウルや桶に、水1リットルに対して0.75mlの「キュキュット」を溶かします。
ちなみに小さじ1が5mlなので0.75mlというのはかなり少なめですね。
そこに野菜をつけます。
「キュキュット」には注意書きがあり、5分以上つけたままにしてはいけません。
つけた後は、流水で30秒以上しっかりすすいで洗剤を落とします。
野菜用洗剤で洗う
野菜・果物洗い専用の洗剤もたくさん販売されています。
例として、「ホタテの力くん 海の野菜・くだもの洗い」という粉末洗剤での洗い方を説明します。
ボウルや桶に水を入れ、「ホタテの力くん」を溶かします。
水1リットルに対して、約1~1.5gの目安です。
そこに野菜を入れて5~10分つけおきしたあと、しっかり水洗いして完了です。
ちなみに、「ホタテの力くん」は100%ホタテの貝殻が原料で、強アルカリ性で野菜の農薬除去、除菌に効果があるそうです。
野菜は水洗いするだけでももちろん食べられますが、農薬は雨や風で落ちないように散布されていますし、水溶性でない農薬もあるので、水洗いでは完全には取り除くことはできません。
にんじんや大根などは皮をむいて食べることが多いですが、洗剤で農薬を洗い落とせば、栄養価の高い皮ごと食べるのも安心ですね。
野菜の洗い方 洗剤を使って虫を落とす洗い方
スーパーで売っているキレイな野菜には、土がついていることはほとんどありませんが、土が付いているような新鮮な野菜には、虫も隠れていそうですね。
虫を落とすには、水洗いよりはお湯で洗うほうが良いです。
50℃くらいのお湯なら虫は生きていられませんし、一時話題になりましたが、「お湯洗い」で野菜がシャキッとする効果もあります。
もっと確実に虫を落としたいなら、洗浄効果の高い重曹を使うのがおすすめです。
大きめのボウルにたっぷりの水を入れ、小さじ1~2の重曹を溶かして野菜を漬けます。
漬ける時間は1分以内にしましょう。
長くすると野菜の栄養素が溶け出してしまいます。
漬けたあとは流水でしっかり洗い流せばオッケーです。
まとめ
野菜の農薬や虫は、心配しすぎる必要はありませんが、ご紹介したように洗剤で洗うのはそれほど面倒ではありません。
実は農薬が心配な方や、野菜を安心して皮ごと食べたい方は、是非試してみてはいかがでしょうか?