今回は、「梅干しの塩抜きに水・酢・お湯を使う方法」と
「梅干しの栄養と効能」に分けてお伝えします。
梅干しの塩分濃度の低くして
食べやすくしたい場合は塩抜きをします。
このページでは、水・酢・お湯を使う方法を紹介します。
梅干しの栄養と効能では、
梅干し1個だけで体に良い秘密をお届けします。
■ 梅干しの塩抜きに水・酢・お湯を使う方法
梅干しの塩抜きは、水を使う方法がもっとも簡単です。
半日ほど、水に漬けておくだけです。
水は、梅干しの4~6倍程度を用意します。
水に漬けておく時間は、好みの塩加減で調整してみてください。
適度な塩分濃度になったら、
梅干しをザルに上げて乾燥させます。
水を使って塩抜きした梅干しは、
冷蔵庫保存1か月以内で食べてしまいましょう。
塩水を使って、梅干しの塩抜きをすることができます。
塩水を使うと、浸透圧の力で塩が抜けやすくなります。
また、抜けすぎるのを防ぐこともできます。
塩水の割合の目安は、水1Lに対して塩5gくらいです。
酢を使う場合は、水1Lに対して酢10ml。
酢を使って、梅干しの塩抜きをすると、
ほどよく酸味を残すことができます。
お湯を使う場合は、ぬるま湯で塩抜きします。
熱湯の中に梅干しを入れてしまうと
煮上がってしまうので、注意してください。
■ 梅干しの栄養と効能
梅干しの栄養
含まれる栄養は、
梅干しの種類によって違いはあると思われます。
ここでは、梅干しの栄養については
日本食品標準成分表2015年版(七訂)を参考にしたものをお伝えします。
ビタミンは、次のようになっています。
数値は、可食部100gあたりのものになります。
- ビタミンA:7 μg
- ビタミンB6:0.05 mg
- ビタミンE:0.3 mg
- ナイアシン:0.4 mg
ミネラルは、次のようになっています。
- ナトリウム:8700 mg
- カリウム:440 mg
- カルシウム:65 mg
- マグネシウム:34 mg
- リン:21 mg
- 鉄分:1.0 mg
- 亜鉛:0.1 mg
- 銅:0.11 mg
梅干しの効能
健康維持のためには、
酸性とアルカリ性のバランスを取ることが欠かせません。
日々よく口にする、肉類や卵、砂糖、乳製品、
米、パン、アルコールなどは酸性食品です。
梅干しは、身体のバランスを整えてくれるアルカリ性食品です。
例えば、牛肉100gを食べて酸性に傾いたら、
きゅうりの場合は約900g(約9本)を食べて
中和する必要があるという計算になります。
しかし、梅干しならたった5g(約1/2~1個)でOKなのです。
疲労回復に良いとされるのは、
梅干しに含まれる8種類の有機酸が
クエン酸サイクルという働きを活性化させ、
体内の疲労物質が産出されるのを防いでくれるというしくみがあります。
■ まとめ
梅干しの塩分濃度の低くして食べやすくしたい場合は、
塩抜きをしましょう。
水・酢・お湯に漬けておく時間は、
好みの塩加減で決めてください。
梅干しの効能すばらしさは、
身体のバランスを整えてくれるアルカリ性食品であることです。
牛肉100gを食べて酸性に傾いたら、
梅干し1個食べてバランスを取りましょう。