今回のテーマは、
「付け届けは病院ではNGなの?金額の相場は?今と昔の風習について」です。
付け届けは病院では必要なの?金額の相場はいくら?と
考えている人に向けて、今と昔の風習の違いを
ポイントにしてお話をお伝えしていきます。
■ 付け届けは病院ではNGなの?
Q&Aを掲載しているサイトを見ると、
患者さんと家族の質問で
「手術と入院でお世話になった先生にお礼がしたいのですが、
病院には『お礼は固くお断りしています』との張り紙があります。
「のような場合は、どうすればいいですか」という質問が多く見られます。
実際のところ、付け届けは病院ではNGなのでしょうか?
大多数の人の応答は、
「昔は、医師ら医療従事者にお礼として金銭を
渡すことがあったと聞いたことがある」としています。
また、
「その名残で、今でもお菓子などを持ってくる患者さんはいる」
と付け加えられます。
そして、
「現在では、お礼を一切お断りしている病院が多いと思います」と
結論が出されています。
■ 金額の相場は?今と昔の風習について
今の風習を考えると、
付け届けの病院での相場はないとしたほうが良いです。
付け届けをすることが正しいマナーであるとしないほうが適切です。
医療ドラマに出てくるように、
特別な便宜を図ってもらうための「付け届け」が
あるかどうかはわかりません。
特別な便宜というのは、国会議員や大物芸能人、
経済界のトップのような人が手術の順番を優先するとか、
優秀なドクターに執刀してもらうような話です。
公立病院の医師に金品のお礼をしたら、
公務員に、公権力の行使に関して何らかの便宜を計って貰うために、
金品などを提供したということで、犯罪になるのではないか?
というお話もあります。私立病院だと良いのか? という議論もされます。
Q&Aを掲載しているサイトによると、
日本医師会の『医師の職業倫理指針』では、
『その見返りとして意識的か否かにかかわらず何らかの
医療上の便宜が図られるのではないかという懸念を抱かせ、
またこれが慣習化すれば結果として医療全体に対する国民の信頼を
損なうことになるので慎むべきである』とあるそうです。
現役の医師の声としては、
退院後に手紙や写真をもらうほうが励みになるとありました。
患者さんから「元気になりました。おかげさまで仕事が再開できました」と
ハガキや手紙をもらったら、自分のデスクに貼っている医師もいるそうです。
■ まとめ
今回は、
「付け届けは病院ではNGなの?金額の相場は?今と昔の風習について」を
お伝えしました。
付け届けを病院ですることは、正しいマナーではありません。
公立病院の医師である場合は、犯罪に問われる恐れがあります。
また私立の病院であっても、
特別な便宜を図ってもらうのは倫理的に問題になります。
これを良しとしたら、ネットやメディアで炎上すると思われます。
純粋な気持ちで医師や看護師にお礼をしたい場合は、
退院後にお礼の手紙を出すことをおすすめします。
元気になった姿の写真を同封するなどして、
お世話になった医師や看護師に喜んでいただきましょう。