今回の話題は、豆腐の木綿と絹の違いです。
なんとなくわかっているようで、実際のところはよく知らない。
そんな印象のある木綿豆腐と絹ごし豆腐です。
このページでは、「木綿豆腐と絹ごし豆腐の名前の由来」
「綿豆腐と絹ごし豆腐の作り方の違い」
「木綿豆腐と絹ごし豆腐の栄養の違い」
「木綿豆腐と絹ごし豆腐の食感の違い」
「鍋の豆腐は絹と木綿のどっちが使いやすい?」を
お伝えしていきます。
目次
■ 豆腐の木綿と絹の違い!栄養も違うの?
豆腐の木綿と絹の違いは、「木綿豆腐と絹ごし豆腐の名前の由来」
「綿豆腐と絹ごし豆腐の作り方の違い」
「木綿豆腐と絹ごし豆腐の栄養の違い」
「木綿豆腐と絹ごし豆腐の食感の違い」順番にお伝えしていきます。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の名前の由来
木綿豆腐の名前の由来は、豆乳をこすときに木綿を使用されるからです。
ところが、絹ごし豆腐の名前の由来は絹でこすからではありません。
絹のようにきめ細やかなことから絹ごしと呼ばれています。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の作り方の違い
木綿豆腐の作り方
木綿豆腐は、豆乳に凝固剤を加えて一度固めたものをくずしてから、
圧力をかけて水分をしぼり、再び固めて作ります。
水切りをする時に木綿の布を敷くので、
豆腐の表面に布の跡が残るようになっています。
絹ごし豆腐の作り方
絹ごし豆腐は、木綿豆腐よりも濃い豆乳に凝固剤を加えて、
そのまま固めて作られます。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の栄養の違い
木綿豆腐の栄養
木綿豆腐は作る過程で水分がしぼられるため、栄養分が圧縮されています。
絹ごし豆腐に比べると、たんぱく質、カルシウム、鉄分が2割~3割多く含まれています。
絹ごし豆腐の栄養
絹ごし豆腐は、ビタミンB群やカリウムが木綿豆腐より多いのが特徴です。
木綿豆腐と絹ごし豆腐の食感の違い
木綿豆腐の食感
木綿豆腐の食感は、しっかりとしています。
舌触りは、ざらざらしています。
絹ごし豆腐の食感
絹ごし豆腐の食感は、きめ細かくなめらかな舌触りが特徴です。
■ 鍋の豆腐は絹と木綿のどっちが使いやすい?
木綿豆腐と絹ごし豆腐の違いの続きとしてお伝えしていきます。
適している調理法の違いは、木綿豆腐は、
「焼く」「炒める」「煮る」「揚げる」などです。
木綿豆腐は、豆腐ステーキ、炒り豆腐、
豆腐ハンバーグを作るのに向いています。
絹ごし豆腐のほうは、そのまま食べるのがおいしいです。
「サラダ」や「冷奴」に向いています。
鍋には、どちらを使う?
これは、木綿豆腐と絹ごし豆腐の特徴を活かした使い分けができます。
味を染み込ませたいなら、木綿豆腐です。
味に左右されないようにしたいなら、絹ごし豆腐です。
例えば、ものすごく辛い鍋の場合、
あなたならどっちにしますか?ということになります。
辛い味付けを豆腐に染み込ませて食べたいなら、
木綿豆腐になりますよね。
辛い味付けをまろやかにしたいなら、絹ごし豆腐になります。
さらに、崩れやすいのが嫌なら木綿豆腐のほうが適していますよね。
ということで、鍋にはどっちにするかは豆腐の特徴を活かして選んでください。
■ まとめ
ご覧いただいたように、木綿豆腐と絹ごし豆腐では、
食感や味だけでなく、栄養価の違いもありました。
鉄分を意識したい時は木綿豆腐、ビタミンB群を意識したい時は絹ごし豆腐、
そのような食べ方もできますね。