今回の話題の中心は、食事制限や運動でも痩せない理由です。
「痩せるための体の仕組み」では、
「痩せる」とはどういうことなのかをお伝えします。
そこでの答えをもとにして、「ダイエットの正しい方法」を紹介します。
目次
■ 痩せるための体の仕組み
痩せるための体の仕組みについては、
この「痩せる」とは、どのような状態なのかを確認しておきましょう。
体重を落とすことなのか?
体脂肪を落とすことなのか?
両方だと言えば間違いはないですが、
体重を落とすだけでは理想的ではないということです。
体重を落とすだけで良いなら、
食べる量を減らせば、5kg~10kgを落とすことはできます。
難しいのは、体脂肪を落とすことです。
体脂肪を落とすには、
摂取エネルギーより消費エネルギーを増さなければいけません。
それには、体脂肪と糖質を燃焼する必要があります。
「有酸素運動」と「無酸素運動」によって、
基礎代謝を高めることが理想的な痩せ方になります。
適正体脂肪率は「東京慈恵会医科大学で判定基準として使用されている値」では、
次のようになっています。
男性の適正体脂肪率
* 30歳未満
適正値:14~20%
肥満:25%以上
* 30歳以上
適正値:17~23%
肥満:25%以上
女性の適正体脂肪率
* 30歳未満
適正値:17~24%
肥満:30%以上
* 30歳以上
適正値:20~27%
肥満:30%以上
■ ダイエットの正しい方法
ダイエットの正しい方法は、基礎代謝を高めることです。
運動をする時間を取れない場合は、筋肉を作る生活習慣を心がけましょう。
今までに運動をしていなかった場合は、
エレベーターではなく階段を使う、買い物を1つ遠い駅前まで自転車で行く、
このくらいから始めてみてください。
食事については、脂肪分の少ないたんぱく質を次のような食品から摂りましょう。
鶏ささみ、豚もも、あじ、まぐろ、大豆(ゆで)、納豆、卵など。
ストレッチを取り入れることが可能なら、
例をあげておきますので挑戦してみてください。
骨盤のストレッチ
- 両足を肩幅くらいに開きます。
- 腰に両手を当てて、腰だけを前後左右ゆっくり時計回りで回します。
- 次は、反時計回り。
注意:頭は動かさないようにします。
肩甲骨のストレッチ
- 両足を肩幅くらいに開きます。
- 両腕を上に伸ばして、手をねじるようにして合わせます。
- 左右に倒します
- 後ろに倒します。
- 右回り、左回りと回します。
股関節をほぐすストレッチ
- 床にあぐらをかくように座ります。
- 足の裏を合わせます。
- 両手は両足を包むように固定しておきます。
- 膝を床に近づけます。
- 左右に身体を傾けます。
これを何回か繰り返します。
■ まとめ
理想的に痩せるためには、体重を落とすこと以上に、
体脂肪を落とすことを考えましょう。
それには、基礎代謝を高めることが必要です。
食生活も、運動についても、筋肉を作る生活習慣を心がけましょう。
食事については、脂肪分の少ないたんぱく質を摂ること。
今までに運動をしていなかった場合は、
エレベーターではなく階段を使う程度のことから始めてください。
それで息切れしないようでしたら、ストレッチ、筋トレ、有酸素運動を取り入れましょう。