今回のテーマは、水道水のカルキ抜きにかかる時間です。
水道水のカルキは、人間にとっては微量なため問題はありません。
しかし、熱帯魚や金魚、メダカなどの魚たちは
エラから体内に塩素を取り入れてしまうことになります。
すぐに影響が出てしまい、体調を悪くしてしまいます。
ですから、熱帯魚や金魚、メダカなどを飼育する時は
水道水のカルキ抜きをしてあげる必要があります。
このページでは、「水道水のカルキ抜きをする時間はどれくらい?」
「ペットボトルや木炭などを使う方法」をお伝えします。
どうぞ、カルキ抜きをする時の参考にしてください。
目次
■ 水道水のカルキ抜きをする時間はどれくらい?
水道水のカルキ抜きのもっともオーソドックスな方法は、
「汲み置き(くみおき)」です。
バケツに水を汲んで放置しておく方法です。
子供のころに、縁日で持ち帰った金魚の飼育などで
1度くらいは経験があるのではないでしょうか。
その時はただ、「なんとなく1晩放置した」という感じだと思われます。
汲み置きで水道水のカルキ抜きをする場合の時間の目安は、
条件が良い初夏から夏の晴れた日であれば、
15Lの水道水で1~2時間ほどすればカルキ抜きは完了します。
ポイントは、紫外線に当てることです。
曇っている日や紫外線の少ない季節にはカルキが抜けにくくなります。
そうなると、2~3日程度、カルキ抜きの時間が必要になります。
汲み置きで水道水のカルキ抜きをする場合の、
おおまかな目安としては、紫外線に当てた状態では6時間くらい、
日陰で放置した状態では2~3日かかると考えてください。
■ ペットボトルや木炭などを使う方法
バケツがない場合は、ペットボトルを使う方法もあります。
また、紫外線に当てる以外の方法もあります。
それぞれに、天候に左右される、
あるいはお金がかかるというようなデメリットがあります。
ペットボトルを使ってカルキ抜きをする方法
ペットボトルを使って汲み置きをしてカルキ抜きをする場合は、
2通りの方法があります。
1つは、先ほどのバケツと同じ方法で、
カルキを紫外線により分解する方法です。
カルキ抜きにかかる時間は同じです。
水道水をペットボトルに汲んで晴れた天候の良い日に、
6時間から半日ほど日光に当てておきます。
もう1つは、冷蔵庫に入れておく方法です。
ペットボトルに半分くらいの水道水を入れて、
フタを開けた状態で2日~3日間ほど寝かせます。
空気中にカルキを逃がしていく方法です
木炭を使ってカルキ抜きをする方法
まず、ホームセンターなどで木炭を買ってきます。
おすすめは、備長炭。
麦茶などを入れる容器を使って、水道水と炭を入れてよく混ぜます。
この方法の場合は、5時間~6時間ほど寝かせるだけでカルキが抜けます。
しかし、木炭が何回使えるのかがわからないのがデメリットです。
■ まとめ
今回は、水道水のカルキ抜きにかかる時間についてお伝えしました。
水道水のカルキ抜きのもっともオーソドックスな方法は、
「汲み置き(くみおき)」です。
塩素は紫外線によって分解されるので、
水道水をバケツに汲んで晴れた天候の良い日に、
6時間から半日ほど日光に当てます。
日陰で放置した状態では2~3日かかると考えてください。
正確に残留塩素を測定したい人は、
残留塩素測定器をお使いください。