今回の話題は、新生児にあげるミルクの量や間隔です。
出産前に、病院で教えてもらえるお話です。
不安になって落ち着かないママのために、
あらためて「新生児のミルクのあげ方」と
「新生児のミルクの量や間隔」をお伝えします。
目次
■ 新生児のミルクのあげ方
それでは、新生児のミルクのあげ方をポイントでお伝えします。
ミルクの温度とミルクが出る量を確認
ミルクの温度は、人肌の温度が良いと言われています。
ママの腕にミルクを1滴~2滴ほど垂らして、
多少ぬるく感じる程度の温度です。
35度~37度を目安にしましょう。
ミルクが出る適量は、哺乳瓶を少し傾けた時にポタポタと落ちてくるくらいです。
赤ちゃんと目を合わせて必ず声をかける
哺乳瓶を赤ちゃんに近づける前に、
赤ちゃんと目を合わせて必ず声をかけましょう。
言葉の意味がわからなくても、
ママの目線と声に反応させてあげることで
「これからミルクを飲む時間だ」と赤ちゃんが準備できるようにします。
赤ちゃんがしっかり乳首を吸えるようにする
赤ちゃんがしっかり乳首を吸えるようにするコツは、
乳首を舌の上に乗せるような感じでできるだけ奥に入れてあげることです。
哺乳ビンから余分な空気を吸い込まないようにする
哺乳ビンの乳首部分に空気が入っていると
赤ちゃんがたくさん空気を吸い込んでしまいます。
それは、余分なげっぷや吐き戻しの原因になります。
哺乳ビンは横向きの状態だと空気が入りやすくなります。
哺乳ビンは傾けてあげてください。
赤ちゃんの飲むスピードに合わせる
お腹がすいている「飲み始め」は、赤ちゃんは勢いよく飲みます。
しばらくすると、だんだん段々スピードが落ちてきます。
飲まなくなったら、無理に飲ませないようにしましょう。
吐き戻しに注意
飲み終わったら、ミルクの吐き戻しをしないように、
赤ちゃんにげっぷをさせてあげます。
げっぷをさせる時は、ママの肩にガーゼを置いて、
タテ抱きをして赤ちゃんをのせます。
軽く背中をさすったり、トントンとたたいてあげたりすると、
赤ちゃんはげっぷをします。
■ 新生児のミルクの量や間隔などは?
- 母乳は1日に7回~8回くらいで、間隔は3時間が目安。
- ミルクは1日に6回~8回くらいで、3時間以上おいてからというのが目安。
母乳は、赤ちゃんが飲みたがるときに与えても大丈夫です。
ミルクは母乳に比べて消化吸収が遅いので、
「3時間以上おいてから」という間隔は守ったほうが良いです。
また、ミルクはカロリーが高いので与えすぎには注意したいところです。
ミルクの量については、生後1週間までは病院で過ごしますので、
医師や助産師さんの指導に従うことになります。
退院してからのミルクの量は、
ミルクメーカーの標準使用量(調乳量)を参考にすると次のようになっています。
- 生後2週目の1回の目安量は、80ml。
- 生後3~4週目の1回の目安量は100~120ml
1か月健診でアドバイスを受けることもできます。
赤ちゃんの1か月健診では、お医者さんや助産師さんに相談すると、
赤ちゃんの成長(体重の増え具合など)から判断して、
「1日50ml、ミルクを増やしましょう」
あるいは「ちょっと、与えすぎですね」などの
アドバイスを受けることもできます。
■ まとめ
今回は、新生児にあげるミルクの量や間隔についてお伝えしました。
実際には、ミルクの量や間隔を守っているつもりでも、
赤ちゃんの1か月健診で、
赤ちゃんの成長に合わせたミルクの量にとついて
アドバイスを受けることもあります。
不安な場合は、積極的に相談してください。