少し前に輸入禁止になり、
あまりペットショップで見かけなくなったプレーリードッグ。
国内繁殖された個体は値段が約20万円~ほどするので、
欲しい!と思ってもなかなか飼えるものではありません。
私も子供の頃に飼っていたので、いつかは!!と夢見ていますが^^
もし興味があり、これから飼いたいと思ってるなら、生態を知っておくことが大事です。
そこで今回は、プレーリードッグの寿命のことや、長生きさせる飼い方を紹介します。
■プレーリードッグの平均寿命野生とペットの差
初めにプレーリードッグとは、どんな動物なのか見ていきましょう。
日本で見かける事が多いのは、オグロプレーリードッグという種類です。
「オグロ」という名前のまま、尻尾が黒いんです^^
プレーリードッグは、ドッグとついていますが、犬ではなくリスの仲間です。
野生のすみかは広大な草原で、
一夫多妻制で複数の家族で1つのグループを作り、集団生活をしています。
この集団をコテリーと呼びます。
プレーリードッグは昼行性で、日中は地上に出て、夜は巣穴に戻って寝ています。
さて、野生とペットに寿命の差があるのはなぜでしょう?
まず、野生には飼育下にはいない「天敵」がいます。
プレーリードッグの天敵と言えば、タカやコヨーテ、そして蛇が代表です。
プレーリードッグは、巣穴の外で2本足でちょこんと立ち、敵がいないか見回りをします。
そして敵を見つけたら、「キャンキャン」や「キューン」と鳴き、
周囲にいる仲間に敵の存在を知らせます。
天敵が多いため、野生での平均寿命は約1年~3年と短命です。
一方、飼育下での寿命は約8年~10年ほどとなっています。
やはり天敵の存在は大きいみたいですね><
飼育下では、栄養面に配慮し健康に気を付けてあげましょう。
■プレーリードッグを長生きさせる飼い方
プレーリードッグは、ストレスを溜め込んでしまうと「自咬症」と言って、
自分で自分を咬んで傷つけてしまいます。
咬む力が強く、傷口からばい菌が入り、化膿するので、治療が必要になります。
なるべく広いケージで、ストレスなく育ててあげましょう。
野生化では、集団で暮らしているので、コミュニケ-ケーションは必須です!
とても懐っこい動物で、撫でられるのが大好きなんです^^
余裕があるなら、多頭飼いをおすすめします。
次は食事について。
プレーリードッグの食事は成分と栄養を重視して下さい。
ペットショップに行けば、
プレーリードッグ専用のペレットが販売してあると思います^^
固いペレットをあげると、歯の生えすぎを予防できます。
プレーリードッグは、高繊維低カロリーを心がけ、おやつのあげすぎは注意です!!
なぜなら、あげすぎは肝臓に負担をかけ、下痢や肥満などを招きます。
食べる姿が可愛いからと、たくさん与えてはいけません。
野生のプレーリードッグは、夏は約40度、冬は氷点下になるので、
暑さ寒さに強いと思われがちですが、実は温度の変化には敏感なんです。
なぜかというと、地面を掘った巣穴の中は、約15度と安定しているからです。
なので、特に気を付けないといけないのは冬です。
冬眠しない生き物ですが、気温が下がると仮死状態に陥ります。
これを防ぐには、暖房対策が大切です。
ペット用ヒーターや段ボールでケージを囲ったり、
牧草を増やしたりして、温かくしてあげて下さいね^^
まとめ
天敵がいない飼育下では、
人間が飼い方を気を付けてあげると、長生きさせることが出来ます。
なるべく病気ではなく、寿命で天寿を全うさせてあげたいですよね!!
たっぷりの愛情を注いで、可愛がってあげて下さい^^