コンクリートの壁にカビが発生!コンクリートの壁にはえるカビ対策

今回の話題は、コンクリートの壁に生えるカビやコケです。

原因と対策についてお伝えしていきます。

それでは、「コンクリート壁にカビやコケが生える原因」と

「コンクリートの壁のカビを取る清掃方法と防カビ対策」をご覧ください。

 

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■ コンクリート壁にカビやコケが生える原因

 

新しいコンクリートは、カビが生えません。

それは、コンクリートがアルカリ性だからです。

コンクリートが古くなってゆくと中性となっていまい、

カビが生える条件が整ってしまいます。

 

誤解のないように、コンクリートのアルカリ性について説明をしておきます。

コンクリートが作られる時に、

セメントと水が接すると水酸化カルシウムを生じて

アルカリ性を示しようになります。

ですから、その時点では、アルカリ性の刺激が強いので

角膜や鼻の粘膜、皮膚に炎症を起こす危険性があります。

 

固まってしまうと、表面から中性化していきます。

ですから、固まったコンクリートの表面に触っても、

皮膚が炎症することはないというわけです。

 

そのあとは、コンクリートの中まで中性化が進んで、

だんだん劣化していきます。

 

最大の条件としては、湿気ですね。

カビもコケも水分を好みます

外のコンクリート壁は、雨にさらされます。

部屋のコンクリート壁は、結露による湿気です。

コケは光合成をするために、乾燥しない程度の日光が必要となります。

さらにもう1つの条件は、通気性の悪さです。風通しが悪いと、カビもコケも喜びます。

 

■ コンクリートの壁のカビを取る清掃方法と防カビ対策

 

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それでは、コンクリートの壁のカビを取る清掃方法と防カビ対策をお伝えします。

コンクリートの壁のカビを取る清掃方法

自分でできる方法としては、

カビやコケが嫌いな「アルカリ性の漂白剤」を使う方法と

高圧洗浄機を使う方法があります。

カビやコケを落としたあとに、

送風機やサーキュレーターなどを使ってコンクリートの壁を乾燥させましょう。

 

室内のコンクリートは液垂れが心配なので、

キッチンペーパーに漂白剤を湿らせて、壁に貼り付けます。

床には、新聞紙を敷いておきましょう。

20分~30分くらい放置してから、カビが落ちているかどうか確認しましょう。

落ち切っていない場合は、もう1度行ってください。

防カビ対策

コンクリート用の防カビ塗料も防コケ塗料も市販されています。

ただ、作業に慣れていない人がやるのは難しいので、

本格的に防カビ対策をしたい場合は防カビ工事を業者に依頼したほうが良いです。

専門業者では、コンクリートの壁だけではなく、

壁や天井のクロス壁紙、下地の石膏ボード、ケイカル板、珪藻土、漆喰、

砂壁、団地に多い塗装などに発生するカビにも対応してくれます。

防コケについても、専門業者に依頼することができますので検討してみてください。

 

■ まとめ

今回は、コンクリートの壁に生えるカビやコケについてお伝えしました。

カビとコケを落とすには、アルカリ性の漂白剤、

一般的に販売されている塩素系の漂白剤を使うのが一番効果のある方法です。

湿気のある環境では、カビもコケは何度も生えてきます。

本格的に防カビ対策をしたい場合は防カビ工事を業者に依頼することをおすすめします。

防コケについても、専門業者に依頼することができますので検討してみてくださいね。