旅行のお土産にもらったり、風情のある温泉地で買ったりしたこけし。
和の落ち着いた雰囲気がとても良いのですが、引っ越しなどのタイミングで処分しなければならないこともあると思います。
ですが、こけしには表情が描いてあるので、どうしても心理的に捨てにくいですよね。
ここでは、そんなこけしの捨て方についてお教えしたいと思います。
こけしって燃えるゴミに出してもいいの?正しいこけしの捨て方は?
こけしは木製なので燃えますから、粗大ゴミに該当するような大きなものでなければ、燃えるゴミに出していいのです。
ですから心理的に抵抗がなければ、そのまま燃えるゴミとして捨てることはできます。
しかし、顔の描かれたこけしには魂が宿っているような気がして、家庭の雑多なゴミと一緒にして燃えるゴミに出すのは、どうしても気が引けてしまいます。
なので、燃えるゴミに出す前にこけしを綺麗に拭き、塩で清めて手を合わせ、紙か布に包んでから、他のゴミとは分けてゴミ袋に入れましょう。
たとえ自宅であっても、心を込めればこれで立派な供養だと思います。
もっときちんと供養したいと思う方は、神社やお寺で行われている人形供養を利用しましょう。
神主や僧侶によって供養された後、お焚き上げによって燃やされて処分されます。
ネットで「人形供養」と検索すれば、人形供養を行っている神社やお寺がわかりますし、宅配便での受付をしているところもあります。
有料ではありますが、こけしとのお別れが悔いのないものになることは確かだと思います。
思い出のこけしを捨てずに手放す方法
ここでは、こけしを捨てるのはやはりイヤだという方のために、捨てずに手放す方法をご紹介します。
まずは、フリーマーケットやフリマアプリ、ネットオークションで売る方法です。
ただし、古いこけしでなければあまり高く評価されないので、儲けは期待しないようにしましょう。
骨董品などの買取店に売る方法もあります。
「こけし 買取」で検索すれば、こけしの買取を行っている骨董品店やリサイクルショップがいくつも見つかります。
メールでの事前相談や査定もできますから、まずはアプローチしてみると良いでしょう。
ちなみに戦前のこけしは、価値がとても高いそうですよ。
利益を得ることはできませんが、寄付するという方法もあります。
「こけし 寄付」で検索すると見つかるのが、「ワールドギフト」や「セカンドライフ」で、
こけしだけでなくぬいぐるみなどの不用品を適切に再利用してもらえます。
集荷料金が必要にはなりますが、福祉施設や教育施設、海外の子供たちの元に届くと思うと喜びがありますね。
ところで、こけしといえば宮城県の鳴子温泉が有名ですが、鳴子温泉には「日本こけし館」というものがあり、ここでも中古のこけしの寄付を受け付けています。
是非ホームページを見てみてください。
まとめ
こけしを処分する方法には、ご紹介してきたようにいろいろなものがあります。
思い入れの深さや費用とも相談しながら、心の痛まない処分の仕方を決めていただけたらと思います。