鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?吹き流しの名入れについて

 

今回のテーマは、

「鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?吹き流しの名入れについて」です。

 

端午の節句から子供の日と変わったように、ランドセルの色が黒と赤だけではなくなってきたように、日本の文化も変わってきています。

 

鯉のぼりの色で言えば、「黒、赤、青」だけではなく、緑や紫、黄色などのような色も見られるようになりました。

 

また、女の子向けのようなピンクやオレンジなどの鯉のぼりもあります。

今の時代は、次男用に、三男用に、女の子用に、鯉のぼりは増やすものなのでしょうか?

 

このページでは、

「鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?」

「鯉のぼりを上げる時、次男の吹き流しの名入れについて」をお伝えします。

 

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■ 鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?

「鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?」という発想が浮かぶのは、鯉のぼりの「黒、赤、青」が家族を表しているイメージからです。

 

すると、「青は長男ということなら、次男は何色?」と考えるわけです。

しかし、鯉のぼりの「黒、赤、青」が家族を表しているというのは、あとから考えられたものと言われています。

 

鯉のぼりの歌で考えると、お母さんが出てこないのです。

「大きな真鯉はお父さん」ですが、「小さい緋鯉(ひごい)は子供たち」なのです。

 

今の時代は鯉のぼりの「赤」はお母さんになっていますが、鯉のぼりの歌が作られたころの時代は「赤」は子供なのです。

鯉のぼりの歌詞は、

「家父長制の下で父権が最重視されるようになったこと」が反映されたのだろうと考えられています。

鯉のぼりの歌は、「男の子が父親を尊敬する」気持ちが歌われているのだということなのでしょう。

 

鯉のぼりは、嫡男(長男)を表す黒の真鯉一匹のみだったそうです。

嫡男の誕生や成長を祝うためのもので、鯉のぼりを上げるのは子供の生存率が低い時代に始まった文化だとも言われています。

「鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?」の答えとしては、「決まり(風習)はありません。」となります。

親の思いや経済的な事情での判断で良いと思われます。

 

■ 鯉のぼりを上げる時、次男の吹き流しの名入れについて

 

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あとつぎの長男が大事にされた時代は、吹き流しに名前を入れていました。

家紋を入れる風習もありました。

 

今は、長男だけが大事にされる時代ではありません。さらに言うなら、男の子だけが大事にされる時代でもありません

 

実際に、吹き流しに名前を追加できるサービスはなく、名前を入れるなら、長男だけとなります。

また、近年では吹き流しに名前を入れる風習はなくなりつつあります。

それは、「兄弟に不公平感が生まれること」と「防犯上の理由から」だと考えられています。

 

■ まとめ

今回のテーマは、

「鯉のぼりは次男用に追加したほうがいいの?吹き流しの名入れについて」でした。

今は、男の子が生まれたことを知らせるための鯉のぼり、長男の健康を祈るための鯉のぼりだけではない時代です。

生まれてきた男の子の初節句ごとに、新しい鯉のぼりを準備するというお話も聞かれないので、1家庭に鯉のぼり1セットでも良いのではないでしょうか?