今回のメインのテーマは、お彼岸の香典のお返しです。
このページでは、「香典のお返しのマナー」
「香典のお返しギフト」に分けてお伝えしていきます。
「香典のお返しのマナー」では、
「香典とお布施の違い」
「お彼岸での法要について」
「香典のお返しの相場」についてまとめてあります。
「香典のお返しギフト」では、
「お返しするギフトの内容」と「お返しの方法」についてまとめてあります。
どうぞ、参考にしてください。
■ 香典のお返しのマナー
香典のお返しのマナーについてお伝えする前に、整理しておきたいことがあります。
「香典とお布施は違うということ」
「彼岸での法要は基本的には行う必要はないということ」です。
香典とお布施の違い
香典は親族に渡すもの。
お布施はお寺にお礼として渡すもの。
補足すると、香典は線香やお花の代わりにお金を包んで霊前に供えるものです。
葬儀で説明すると、葬儀の費用に充当する、
または突然の出費を香典によって助け合うことにもなります。
お彼岸での法要について
お彼岸では、必ず法要しなければいけないものではありません。
お寺の檀家である場合は、合同の法要に参列することもあります。
個別に法要をしてもらうのは、初彼岸であることが多いようです。
亡くなった方が初めて迎えるお彼岸ですね。
個別に法要をしてもらうために、お寺にお布施を渡します。
それに対して、お寺に法要を依頼した人は、
親族からの香典をいただくということになります。
香典のお返しの相場
香典のお返しの相場を金額で考えるなら、香典をどれくらいいただいたかによります。
香典の相場は、次の通りです。
初彼岸を迎えた故人と親戚関係にある場合は、1万円~3万円が相場です。
血縁がない場合は、5千円~1万円。
会食もある場合は、香典の相場は、次のようになります。
親戚関係は、2万円~3万円。
夫婦でする場合は、3万円~5万円。
血縁がない場合は、1万円~3万円。
ホテルなどを会場にした法要の場合は、それに見合った金額をプラスします。
以上をふまえた上で、実際にいただいた金額の半返し、
または1/3返しという風習から、香典のお返しの金額を決めて、
お品を準備するなどしてください。
■ 香典のお返しギフト
初彼岸の香典のお返しギフトについては、特別な決まりはなく、
葬儀の引き物と同様の品物でかまいません。
タオル、海苔、調味料、お菓子の詰め合わせ、洗剤などでも大丈夫です。
お返しする方法は、3通りあります。
- 法要に来ていただいた時に渡せるように、お返しを用意しておく。
- 香典(あるいはお供え)を郵送してくれた方に、お彼岸明けにお礼状とともにお返しを発送する。
- 3通り目は、変則的な方法です。初彼岸が春の場合はお中元で、初彼岸が秋の場合はお歳暮で、お礼を伝える。こちらは、親族間の了承があったほうが良さそうですね。
■ まとめ
香典のお返しの相場は、初彼岸の法要の場合も、半返し、または1/3返しで大丈夫です。
具体的な金額を想定する場合は、
会場の準備やお食事の準備があるかどうかを親族に伝えてあるかどうかにもよります。
どれくらいの規模の法要をするかによって、
いただく香典の金額にも違いが出てくるからです。
香典のお返しギフトについては、特別な決まりはありません。
葬儀の引き物と同様の品物でかまいません。
タオル、海苔、調味料、お菓子の詰め合わせ、洗剤など、
ギフトショップのカタログから選んでください。