今回は、カビの原因とカビの対策についてです。
カビの原因については、カビが発生して繁殖する条件をまとめました。
カビの対策については、換気のポイントとカビ掃除のポイントをまとめてあります。
雨の日が続く季節は、特に気になる部屋の湿気対策、カビ対策。
少しでもお役に立てれば幸いです。
■ カビの原因
カビの原因についてリサーチすると、
共通してあげられているのは、温度と湿度の条件です。
それ以外には、カビが発生して繁殖する条件として酸素があること、
カビにとっての栄養であるホコリや汚れがあることがあげられていました。
カビが発生して繁殖する条件についての結論としては、
「衛生微生物研究センター」のQ&Aページの文章を引用させていただきます。
Q2.なぜ室内にカビが発生するの?
1)室内の空気1m3中には、いつも数個から数千個カビの胞子が浮遊しています。
2)カビは現在使用されているほとんどの建材を栄養にすることができます。
さらに建材の表面に埃や汚れなどがあるとカビの発育が促進されます。
3)一般住宅の一年間の室内平均温度は10度~30度です。
4)空気中にはいつも一定量の湿度があります。
よって、カビは室内に一年中発生が可能です。
出典:衛生微生物研究センター
カビQ&Aカビに関する様々な疑問にお答えします。カビの発生条件は? どんな湿度や場所で?CFUって何?室内はどんなところに生える?など気になる情報をまとめます。
ご覧いただいた通り、カビは室内に一年中発生する条件が整っているということです。
カビが発生して繁殖してしまう原因について、
今度は生活空間別のカビが発生する条件をまとめておきます。
キッチン
キッチンは、換気扇を回さないで使う場合です。
収納スペース
収納スペースは、ぎゅうぎゅう詰めにしてしまうことです。
家具の配置
家具と壁との隙間がない状態。
窓
窓に結露がある。
浴室
浴室は、水蒸気によって水滴が残っている状態。
■ カビの対策
カビの対策は、換気とカビ掃除のポイントをお伝えしていきます。
換気のポイントは、湿気対策の場合は晴れた日に行うのがベストです。
窓を開け方は、部屋に風が通り抜けるように窓を2ヶ所開けます。
開ける窓は、反対側に1ヶ所ずつになります。
風がない場合は、扇風機やサーキュレーターを使って、空気が流れるようにしましょう。
バスルームの換気は、入浴したあとは扉を閉めてから換気扇を回します。
湯気あるいは水蒸気が立たない状態になってから、バスルームの窓と扉を開けましょう。
湿気がこもっている状態で扉を開けておくと、
湿気がバスルーム以外の部屋に流れてしまいます。
カビ掃除のポイントは、から拭きや水拭きをしないことです。
その理由は、カビの菌を広げてしまうからです。
消毒用アルコールを雑巾に湿らせてから、カビを拭き取って除去します。
そのあとに、水拭き、乾燥という手順が理想です。
■ まとめ
湿気対策で換気をする場合は、晴れた日に行うのがベストです。
その点については、空気の入れ替えとは違います。
カビ掃除のポイントは、消毒用アルコールを雑巾に湿らせてから、
カビを拭き取って除去することです。
菌を死滅させてから、そのあとに、水拭き・乾燥という手順が理想です。