今回のテーマは「初彼岸の法要」です。
初彼岸の法要はどのようなものなのかをお伝えしていきます。
マナーとしての服装についてもまとめてありますので、どうぞ参考にしてください。
目次
■ 法要のマナー
法要のマナーを説明するにあたって、
「初彼岸とは」
「初彼岸の法要はするべきもの?」
「菩提寺の彼岸会(ひがんえ)について」
「彼岸会(ひがんえ)のお布施の相場について」
「お布施の袋と表書きについて」
「お布施の袋と表書きについて」の順番でお伝えしていきます。
初彼岸とは
初彼岸とは、亡くなった人にとっての初めてのお彼岸になります。
仏教では、初彼岸に故人が極楽浄土に行くと言われています。
彼岸は、煩悩を断ち切ることができた「悟りの世界」
「涅槃(ねはん)に達した境地」という意味だそうです。
小さい子供に語るように表現するなら、
亡くなった人の初彼岸を迎えたら、
例えば「おじいちゃんが苦しみから逃れて、やっと安からな世界に行けたんだなぁ」
と亡くなった人のことを思いましょうという感じになります。
初彼岸の法要はするべきもの?
初彼岸に法要は、必ずしなければいけないというものではありません。
毎年のお彼岸のように、お墓参りをするだけでも大丈夫です。
お盆のように特別にお供え物を用意することもありません。
菩提寺の彼岸会(ひがんえ)について
まず菩提寺の意味は、先祖代々のお墓のあるお寺のことです。
その菩提寺の彼岸会(ひがんえ)が行われるところがあります。
彼岸会は、合同で行われる「彼岸法要」です。
彼岸会に参列するのは、初彼岸だから特別にというわけではありません。
彼岸会の合同法要に参列するのは、
お寺の檀家さん、あるいはお寺が運営している墓地にお墓を持っている人たちになります。
彼岸会(ひがんえ)のお布施の相場について
合同での彼岸法要にお布施の相場は、3,000円~1万円です。
お布施をお金ではなく品物にする場合でも、相場は3,000円~1万円です。
お寺によっては、金額が決められているところもあるそです。
お布施の袋と表書きについて
お布施の袋は、白い無地の封筒。表書きは、「お布施」です。
お寺の風習やしきたりがある場合は、その指定に従ってください。
■ 法要の服装は?
お彼岸の合同法要には、一般的には喪服は着ません。
黒やグレー、紺などを基調とした服装で参列します。
数珠は持って参列します。
親族の年長者から喪服を着るように指定される場合は、それに従いましょう。
49日を終えたばかりなどには、喪に服するということで、喪服を着ることがあるそうです。
■ まとめ
はじめにお伝えしたように、初彼岸でもお墓参りだけで大丈夫です。
檀家としてのお誘いがないのであれば
合同法要に特別に参列しなくてもかまわないというわけです。
合同の彼岸法要に参列するなら、お布施を準備しましょう。
相場は3,000円~1万円です。お寺によっては、
金額が決められているところもあります。
お彼岸の合同法要の服装については、
黒やグレー、紺などを基調としたもので参列します。
親族から喪服を着るように指定される場合もあるので、
親族の年長者に確認をしたほうが良いでしょう。