花火大会が夏に多いのはなぜ?名所は?

花火大会が夏に多いのはなぜなんだろう。

そんな話題に今回は迫っていきます。

 

大多数の意見としては、

「夜に花火を上げるには気温的にちょうどいい」という声が多いです。

浴衣で見に行くことを考えれば納得できる話です。

 

厚手のコートを着て花火大会を見ることが悪いことではないでしょうけど、

混雑と長い待ち時間も含めて寒い中で過ごすことを考えると、

ゆったりと鑑賞するには寒い季節の花火大会は厳しい感じがします。

 

さて、実際のところはどうなのでしょうか?

「花火大会が夏に多い理由」を調べてみましたので、

「花火大会の名所」とともに目を通していただければ幸いです。

 

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■ 花火大会が夏に多い理由

 

旅行会社サイトの花火大会の企画カレンダーを見ても、

8月に予定されている花火大会が多いです。

 

花火大会鑑賞者の動員数をチェックしてみても、8月の大会に集中しています。

確かに、花火大会は夏に開催されることが多いです。

 

それで花火大会が夏に多い理由を調べてみたのですが、

わかったことは風情などの感覚的なことではありませんでした。

なるほどと思ったのは、花火大会のルーツと言われている「隅田川花火大会」のお話です。

 

場所で言うと、東京都墨田区の両国。時代は江戸時代になります。

当時、幕府によって慰霊と悪病退散を目的として

「両国の川開きの日」に水神祭が実施された時に花火が打ち上げられたそうです。

「両国の川開き」は夏の始まりの時期で「隅田川花火大会 」が夏の風物詩となったので、

それが広がって花火大会が夏に多く開催されるようになったのではないかというお話でした。

 

■ 花火大会の名所

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花火大会の名所をあげると、夏に限られた話ではなくなってきます。

7月、8月の大会から選ぼうと思いましたが、

日本三大花火大会を外すわけにはいかないでしょう。

 

日本三大花火大会は、

全国花火競技大会(大曲の花火)、土浦全国花火競技大会、長岡まつり大花火大会です。

日程や歴史など、それぞれの特徴を順番に見てください。

 

全国花火競技大会(大曲の花火)

全国花火競技大会(大曲の花火)の開催場所は、秋田県大仙市です。

1910年に初回大会が開催されています。

毎年の開催時期は、8月第4土曜日となっています。

 

この大会は、全国の花火師が日本一を競う大会になっています。

内閣総理大臣賞や経済産業大臣賞、文部科学大臣賞、中小企業庁長官賞、観光庁長官賞などの

賞が授与されるのも大きな特徴です。

 

土浦全国花火競技大会

土浦全国花火競技大会の開催場所は、茨城県土浦市です。

1925年に初回大会が開催されています。

毎年の開催時期は、10月第1土曜日となっています。

この大会も、全国の花火師が優勝を競います。

土浦全国花火競技大会は、秋田の「大曲の花火」と並ぶ二大競技大会です。

 

長岡まつり大花火大会

長岡まつり大花火大会の開催場所は、新潟県長岡市です。

1879年に初回大会が開催されています。

毎年の開催時期は、8月2日・3日となっています。

多くの人から、「一度は見てみたい」と言われる歴史と伝統を持つ花火大会です。

 

■ まとめ

 

花火大会が夏に多い理由を調べてみると、

花火大会のルーツと言われている「隅田川花火大会」のお話が見つかりました。

花火大会の名所のほうは、このページでは日本三大花火大会を紹介させていただきました。

今年、花火大会に出かける時は

「両国の川開き」の慰霊のことを少し思い出してみてください