花火の色の種類は?模様の仕組みは?

花火大会の帰りに鮮やかな花火の感動に浸ったあと、

花火の色や模様について友人と会話をしたり、

SNSでつぶやいたりしていたことがありました。

 

その時の会話で気になっていたので、

今回は花火の色の種類と模様の仕組みについて調べてみました。

 

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■ 花火の色の種類

 

花火の色の種類について調べてみると、

火薬に混ぜられる金属の種類によって変えられていことがわかりました。

「炎色反応」と言うのだそうです。

 

化学の時間に実験でやったのを覚えている人もいらっしゃると思います。

色の表現ついては大まかになりますが、

どのような金属が使われているかを紹介しておきます。

 

リチウム:深紅色

ナトリウム:黄色

カリウム:淡紫色

カルシウム:橙赤色

ストロンチウム:深赤色

バリウム:黄緑色

銅:青緑色

ホウ素:黄緑色

リン:淡青色

 

これらの金属を混ぜることによって、

いろんな花火の色の種類が作られるそうです。

 

何をどれだけ混ぜるのか、花火職人さんたちの技術で、夜空に打ち上げられた時、

花火の色の変化を楽しむことができるというわけなんです。

 

■ 花火の仕組み

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打ち上げられた時の花火は、1発に1色とは限りませんよね。

どのような花火の仕組みがあるのか?

どのようにして複雑な模様が作られるのか?

それは花火玉の構造に秘密がありました。

 

花火玉は外側から燃えるので、花火玉の構造を外側から説明していきますね。

花火玉の中には、

炎色反応を起こす金属が含まれている「星」と呼ばれる火薬の粒

いくつも何重にも詰め込まれています。

外側に大きな星、内側に小さな星といった感じです。

 

外側の星と内側の星に、それぞれ違う種類の炎色反応を起こす金属が含まれているので、

夜空に打ち上がった時に、模様となって見えるのです。

 

単純に言うと、外側に青、内側に赤、

そのまた内側に黄色といった配色にして、1つの花火玉は作られています。

繊細な色が出ているのは、

花火玉の中の星1つ1つに違う種類の炎色反応を起こす金属が含まれているからです。

組み合わせは自由!という感じですね。

 

花火の仕組みをもっと知るために、花火玉の種類も調べてみました。

まず、花火玉は煙火玉と呼ぶそうです。

煙火玉は、割物ぽか物に分類されていました。

 

割物は、星を火薬で球状に飛散させて開かせるものです。

その開く様子にも呼ばれ方がありました。

  1. 菊の花のように広がるのは「菊物」。
  2. 尾を引かずにひろがるのは「牡丹物」。
  3. 二重の球状に広がるのは「芯物」。
  4. 土星などの形に星が飛散するのは「型物」。

 

花火大会に使われる鑑賞用の煙火玉は、こちらの割物です。

ぽか物は、部品が飛び出るものです。

こちらは、昼間のイベントなどに使われます

音が鳴る音物や、袋物、

吊物などと呼ばれる、和紙で作った人形や、

パラシュートに吊った旗などが落ちてくる花火などがそうです。

 

■ まとめ

 

今回は、花火の色の種類と模様の仕組みについて調べてみました。

花火の色は、金属の炎色反応を利用していることがわかりました

また、模様の仕組みは煙火玉(花火玉)に

火薬と炎色反応を起こす金属の詰め方によって変わるものだということもわかりました。

花火職人さんの技術によって、夜空の芸術が描かれているということですね。