今回のテーマは、切り花の寿命と長持ちさせる方法です。
母の日のカーネーションに合わせて、お話を進めていきます。
お伝えする内容は、「母の日のカーネーションが切り花だった場合は、その切り花の寿命はどれくらいなのか? 」と
「母の日にカーネーションの切り花をもらって少しでも長持ちさせたい場合は、どうすれば良いのか?」です。
目次
■ 母の日のカーネーション!切り花の寿命はどれくらい?
母の日のカーネーションが切り花だった場合は、その切り花の寿命はどれくらい?
一般的には、切り花の寿命は季節によって違います。
フラワーショップのサイトによる説明やお花図鑑のようなサイトの解説によると、それぞれの情報には少しだけ日数にズレがあります。
平均すると、次のような感じになります。
切り花の寿命
春(4月~5月):7日~15日前後
夏(6月~9月):3日~7日
秋(10~11月):7日~15日前後
冬(12月~3月):10日~15日前後
母の日のカーネーションは春の切り花になるので、寿命は7日~15日前後となります。
日数に開きがあるのは、「毎日の水替えをしているか」や「環境条件」による違いによるからです。
夏の切り花の寿命が短いのは、気温の高さの影響と強い陽が当たると成長が早くなりすぎるからだと考えられます。
花を管理するには、温度が低いほうが適しているのです。
ですから、フラワーショップでは庫内温度を2度~15度くらいに設定できるフラワーキーパーで管理しています。
■ 母の日のカーネーション!長持ちさせる切り花の育て方について
それでは、母の日にカーネーションの切り花をもらって少しでも長持ちさせたい場合のお話に移ります。
切り花の育て方という意味では、水切り、水折り、湯揚げ(ゆあげ)などの方法があります。
それぞれのポイントをお伝えします。
水切りのポイント
水切りをすることによって、切り花の寿命を長くすることができます。
水切りは、花を花瓶に移し替える場合などに行われる水揚げの代表的な方法です。
水切りのポイントは、茎を水の中に入れたまま花バサミで茎を斜めにカットすることです。
水の中でカットする理由は、切り口にかかる水圧で水が揚がりやすくなるからです。
水折りのポイント
水折りは、ハサミやナイフを使わない水揚げの方法です。こちらは、水中で茎の先端から2~3cmのところを折るだけです。
水折りのメリットは、ハサミやナイフなどによるバクテリアが切り口に付着しないことです。
湯揚げのポイント
茎の先端をお湯につける方法です。
湯揚げをする場合は、湯気が花や葉に直接当たらないように新聞紙で包んで保護してください。
茎の先端をお湯で煮ると、ブクブクと気泡が出てきます。
空気が抜けることによって、水を吸い上げていきます。
湯揚げには、バクテリアを死滅させる効果もあります。
お湯につける時間の目安
やわらかい茎:およそ20秒
固い茎:およそ40秒
■ まとめ
今回は、切り花の寿命と長持ちさせる方法をお伝えしました。
母の日にもらうカーネーションは、切り花の寿命は7日~15日前後です。
長持ちさせる方法には、切り花の育て方という意味では、水切り、水折り、湯揚げなどの方法があります。