お彼岸にはお墓参りに行くというのが日本の風習ですね。
お彼岸にやることやマナーがあるのを知っていますか?
義実家へ帰省する時、最低限のマナーを知っていれば安心ですし、
「出来る嫁」をアピール出来ます(笑)
もちろん一般的な物でも、家庭や地域で異なることはあります。
しかし事前に知っておくことでスムーズに終えることができ、
何より日本人として知っておいた方がいいでしょう^^
今回は、お彼岸のマナーや香典袋の書き方などをご紹介します。
目次
■お彼岸のマナー
お彼岸とは?
お彼岸とはそもそも何なのか、気になったことはありませんか?
簡単に説明すると、仏教では私たちが住んでいる世界を「此岸(しがん)」と呼び、
ご先祖様や故人がいる世界を「彼岸」と呼びます。
彼岸には、ご先祖様や故人を敬い偲ぶという他に、
自分自身の人生を振り返り反省するという意味があります。
お彼岸の期間は?
お彼岸は、年に2回、春分の日と秋分の日を中日として、
前後3日間合計7日間の事をさし、
通常はこの7日間にお墓参りに行くことが多いと思います。
なぜ春と秋なの?
仏教では、此岸は東にあり彼岸は西にあると考えられています。
春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むので、
此岸と彼岸が最も近くなる日ということで、
日本古来から先祖供養が行われるようになりました。
お彼岸とはどういうものか、だいたい分かりましたか?
本題のマナーについて調べてみました。
一般的にお彼岸で行うことは、
- 仏壇やお墓の掃除
- お供え物
だと思います。
お墓参りのマナーについて
持って行くもの
お供え物
故人が好きだった物がいいですが、お参りが終わったら持ち帰りましょう。
食べ物を置きっぱなしにすると、動物が荒らしたり墓地が汚れる原因になります。
生花
お墓に供えるのにふさわしくない花もあります。
トゲがあるバラや、毒のある花は避けましょう。
故人が好きだった花でも大丈夫ですが、
無難にいくなら菊やカーネーションを入れると安心です。
線香&ライター
線香は口ではなく、手であおいで消しましょう。
線香を立てる時の本数に決まりはないので、感謝する気持ちを大事にして下さい^^
掃除道具
タオルや雑巾・スポンジ・ほうき・ちりとり・ゴミ袋が揃えてあると便利です。
細かいところまで掃除するので、歯ブラシもあると重宝しますよ!
※墓石を洗う時に、墓用洗剤以外はNGです。
墓石にシミが出来てしまします!!
掃除が終わったら、手を合わせご先祖様に感謝し色々な話をしてあげて下さい^^
きっと喜んでくれると思います。
■御仏前、御霊前の違い
お彼岸でも香典をお供えしますが、香典袋の書き方にも注意が必要です。
仏教では、人が亡くなってから49日間は「霊」としてこの世にあると考えられています。
49日が過ぎると成仏し「仏」になると言われ、
「御霊前」と書くのは通夜や葬儀の時、「御仏前」と書くのは一回忌からの法要になります。
ここで注意して頂きたいのが、四十九日法要はどちらを使うのかということ。
法要を終えると成仏することから、法要が始まる時はまだ「霊」として存在しています。
なので「御霊前」と書きましょう。
49日を待たず法要を行う時は、
法要が終わる=仏になる
ですから、「御仏前」と書くのが適しています。
しかし、宗派によって使い方が違うので、前もって聞いておくのが安心です。
香典以外にも、フルーツやお菓子などのお供え物や、お花を持って行くといいでしょう。
最近では、プリザーブドフラワーが人気だそうです。
いつも花があると華やかになりますね。
ちょっと小話
私が小さい頃、大人達によく
「のんのんさんにお線香あげて」
と言われていました^^
のんのんさんとは、もちろん仏様のことです。
幼児語だそうですが、子供達は保育園ではのの様と教えられていました。
地域によって、言い方が違うそうですよ^^
まとめ
昔から行われていたお彼岸ですが、
その意味を知る人はそう多くないのではないでしょうか。
大人が意味をしっかり理解して子供達に教え、
日本人の心を引き継いでいって欲しいですね。
いつの日も、ご先祖様に感謝の気持ちをもって過ごしたいと思います。