今回の話題は、冬の大三角形の「観察の仕方」と
「観察記録の書き方」です。
はじめに、観察の仕方と観察記録の書き方のコツをお伝えします。
そのあと、冬の大三角形の見つけ方を紹介していきます。
冬休みの宿題などの参考にしてくださいね。
■ 冬の星座 大三角形 観察の仕方と観察記録の書き方のコツ
はじめに、観察記録用に方眼紙を作ります。
提出する用紙(学校指定の用紙)の縦線と横線を引いて、
縦軸の目盛りを入れていきます。
一番下の部分に、観察する方向の簡単な風景を描きます。
これは、ビルや山などの位置がわかればOKです。
観察した結果を記録する時の位置の目安になれば良いです。
目盛りの縦軸は、目線の角度になります。
まっすぐ見える位置は、0になります。
顔を上げていく角度を決めていきます。
よくあるアドバイスは、こぶしを作って、
その幅を目やすに縦軸の目盛りは、
10、20、30、40、50、60、70、80、90と書きます。
正確な度数とは違いますが、10度、20度と考えてください。
90度は、真上を見ていることになります。
ここまでは、昼間にうちに準備しておきましょう。
冬の大三角形は1月になると7時ごろから見えます。
そうすると、記録をつけるのは、7時、8時、9時の3回です。
1枚の用紙に記録を付ける場合は、ペンの色を変えるなどして、
冬の大三角形野市を記しましょう。
3枚別々の用紙であるなら、記録した時間を書いておくだけで大丈夫です。
観察する時は、「いつも同じ場所から観察する」ことが大事です。
そうしないと、正確な観察記録をすることができません。
そのために、用紙の下に風景を描いて位置の目安にしているというわけです。
■ 冬休みの宿題冬の星空観察冬の星座の簡単な見つけ方
冬の大三角形は、オリオン座のベテルギウス、
おおいぬ座のシリウス、
こいぬ座のプロキオン、
これら3つの一等星を結んだ三角形のことを言います。
一等星なので、他の星よりも明るく目立っています。
ですから、大きな三角形を作っているように見えるのです。
コツは目が慣れるまで待つことです。
図鑑などの本のように、星座の線で結ばれているわけではないので、
夜空を見たばかりだとどの星が何なのかさっぱりわからないです。
目が夜の空の暗さに慣れるまでには10分くらいかかりますので、
しばらく空を見ておきましょう。
星が見えるようになってきたら、
形のわかりやすいオリオン座を見つけてください。
オリオン座は、3つの星が「くし団子」のように
並んでいるのが目安になります。
オリオン座を見つけたら、オレンジに光る星を見つけてください。
それが冬の大三角形の1つになるベテルギウスです。
次に、「こいぬ座」のプロキオンと
「おおいぬ座」のシリウスを探します。
オリオン座が南東のほうに見える時は、プロキオンは東に、
シリウスは南に見えます。
オリオン座が南西にのほうに見える時は、
プロキオンは南の高いところに、シリウスは南の低いところに見えます。
■ まとめ
天候が悪いと、冬の大三角形は見ることができません。
ということは、見られない日が続くかもしれないということです。
ですので、冬休みの宿題であるなら、
早めに冬の大三角形の観察をして、
観察記録の宿題を済ませておくことをおすすめします。
三角形になっているのを発見できたら、声に出したくなるくらいに感動しますよ。