今回のテーマは、だるまの目入れを間違えた場合です。
選挙の時によくみかける「だるまの目入れ」。
他には、「商売繁盛だるま」「事業繁栄だるま」
「合格祈願だるま」「福だるま」など、
さまざまな「だるま」があります。
このページでは、
「だるまの目入れを間違えたら縁起は悪い?だるまについて調べてみた!」
「だるまの目入れ!おすすめの順番」をお伝えします。
だるまの目入れを間違えたら縁起は悪い?だるまについて調べてみた!
結論からになりますが、
だるまの目入れを間違えても問題はありません。
だるまの目入れには正式なものはなく、
「願い事をしながら片目を書き入れる」
「願いが叶ったらもう片方の目を書き入れる」というのは、
あとから生まれた風習のようです。
昔は、だるまの目は両目とも入っていたそうです。
だるまの目には魔除けの力があると言われ、
江戸時代に視力を失う病が流行ったころ、
大きな目のだるまが人気だったそうです。
その当時のだるまには、
黒々と両目が入っていたというお話があります。
お客さんの要望に応えるようになって、
お客さんの気にいるような目の形を書き込んでから、
販売するようになり、
お客さん自身に目を入れてもらうようになった
という歴史があるそうです。
願いが叶ってから、だるまに目を入れるというのは、
テレビの影響だとも言われています。
選挙で当選した議員さんが
筆で目を入れるに姿によって
イメージが定着したとも言われています。
だるま屋さんのお話では、
『本来は仏像と同じように神聖なものですから、
両目が入っていた方が何よりパワーが発揮される』ということらしく、
『飾る際も、初めから両目を入れておくのがおすすめです』
とのことでした。
だるまの目入れ!おすすめの順番
正しい目入れの順番ということではなく、
願掛けのようにする場合の定説になっているお話をお届けします。
- 向かって右側の「左の眼」から入れる。
- 願いが叶ったら「右の眼」を入れる。
覚え方としては、「右に出る者はいない」ということから、
「座席の位置は左側が上位」とされるので、
「左の眼」が先という説があります。
意味としては、だるまの左目は「阿(あ)」、
右目は「吽(うん)」を表し、
阿吽の「阿」は物事の始まり、
「吽」は終わりを意味しているから、
「左の眼」が先という言い伝えもあります。
贈り物の場合は、贈る人が「左の眼」を入れて、
もらった人が「右の眼」を入れます。
贈り物のだるまには、次のようなものがあります。
- 還暦祝いだるま
- 古希祝いだるま
- 喜寿祝いだるま
- 傘寿祝いだるま
- 米寿祝いだるま
- 卒寿祝いだるま
- 白寿祝いだるま
- 百寿祝いだるま
- 茶寿祝いだるま
- 新築祝いだるま
- 出産祝いだるま
- 合格祈願だるま
- 福だるま(開運)
まとめ
だるまの目入れを間違えても問題はありません。
昔のだるまの目は、両目とも入っていたそうです。
お客様の要望に応えるようになり、
現在のように「左の眼」から入れて、
願いが叶ったら「右の眼」を入れるようになったそうです。
意味としては、だるまの左目は「阿(あ)」、
右目は「吽(うん)」を表し、阿吽の「阿」は物事の始まり、
「吽」は終わりを意味しているから、
「左の眼」が先という言い伝えが定説になっています。