雨の日は危険!?車のスリップ対策方法は?

 

今回の話題は、車のスリップ対策です。

このページでは、「車がスリップする仕組み」

「スリップ対策」を中心にお伝えしていきます。

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■ 雨の日に車がスリップする仕組みは?

車がスリップする仕組みについては、

「グリップ性能の低下」「ハイドロプレーニング現象」で説明していきます。

グリップ性能の低下

まず、グリップの意味の説明から入ります。

野球のバットやテニスのラケット、

ゴルフのクラブの握る部分をグリップと言いますよね。

しっかり握っていないと、グリップが弱いとか、グリップが甘いなどと表現されます。

車のタイヤにも、「グリップしなくなる」という言い方があります。

これは、タイヤが地面を握っているという感じの表現になるわけです。

仕組みとしては、タイヤの溝があるから、道路で滑らないようになっています。

グリップ性能の低下というのは、

タイヤの溝で道路を握るような感覚にならない状態を言います。

氷の上だと、タイヤに溝があっても滑ってしまいますよね。

タイヤの溝が氷をつかまえることができないからです。

砂や土の道路でも、タイヤの溝に砂粒や土が入り込むので、

タイヤに溝がないような状態になるわけです。

人間の靴も同じですよね。

溝がない靴だと滑りやすくなります。

氷の上、砂の上、土の上は滑りやすくなります。

雨の日に滑るのは、水の上を走るような状態になるので、

車のタイヤは滑りやすくなります。

人間も、雨の日は滑ってしまいますよね。

雨に濡れた芝生の上だと、思うように走ることができません。

車がスリップして滑ってしまう仕組みは、

「グリップ性能の低下」という状態になってしまうからなのです。

ハイドロプレーニング現象

「グリップ性能の低下」を理解していただいた上でなら、

ハイドロプレーニング現象の説明は簡単になります。

水の上という条件に特化した「グリップ性能の低下」ということになります。

ハイドロプレーニング現象は、水膜現象とも呼ばれます

水の溜まった路面は、水膜ができたような状態になるわけです。

タイヤと路面の間に水が入り込むことによって、

ハンドルもブレーキが利かなくなる現象を

ハイドロプレーニング現象と言います。

■ 雨の日のスリップ対策は?

 

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雨の日のスリップは、

「ハイドロプレーニング現象の回避方法」

「運転の心構え」

「日々のタイヤの点検」で対策しましょう。

ハイドロプレーニング現象の回避方法

ハイドロプレーニング現象になった車では、

急ハンドルで回避するのも、

急ブレーキをかけるのも危険です。

よりもっと、滑ってしまいます。

速度を落として、車をコントロールできる状態に戻るまで待つ他に方法がありません。

運転の心構え

車間距離に注意する、スピードを落とす、

目的地までの移動時間に余裕を持たせるなど、

事故防止に努めましょう。

日々のタイヤの点検

タイヤの溝の点検は、溝がすり減っていることだけではなく、

タイヤの溝に小石が挟まっていないかも見ておきましょう。

小石は、ラジオペンチなどで挟んで引っ張り出すことができます。

また、タイヤの空気圧の点検も重要です。

■ まとめ

今回は、車のスリップ対策をお伝えしました。

まず必要なのは、運転の心構えと日々のタイヤの点検です。

ハイドロプレーニング現象に遭遇した場合は、

急ハンドルで回避するのも、急ブレーキをかけるのもNGです。

車をコントロールできる状態に戻るまで待ちましょう。