今回の話題は、赤ちゃんにテレビを見せることです。
テレビが赤ちゃんにどのような影響を及ぼすのかがメインテーマです。
このページでは、
「赤ちゃんにテレビ!長い時間つけっぱなしはダメ?」
「赤ちゃんにテレビ!どんな影響がある?」の順番でお伝えしていきます。
■ 赤ちゃんにテレビ!長い時間つけっぱなしはダメ?
家事をしながらでも、育児をしながらでも、
テレビを見るというわけでもないのに、
なんとなくテレビを長い時間つけっぱなしにしてしまうことがありますよね。
その部屋にいる赤ちゃんは、
テレビの内容を見るというわけではなくても、
テレビの特徴的な音や映像の切り替わりが気になってしまいます。
このような場合に心配されるのは、
赤ちゃんが遊びに集中できなくなることです。
赤ちゃんらしく、積み木をさわったり、
人形で何かをしようとしたりする遊びに
夢中になれない状態になってしまいます。
そうすると、赤ちゃんが遊びの中で好奇心が育てられたり、
探究心が養われたりする時間が少なくなってしまうことも考えられます。
お母さんがテレビを見ているわけではないのなら、
テレビは消して、赤ちゃんの相手をしてあげたほうが良いと思われます。
■ 赤ちゃんにテレビ!どんな影響がある?
多くの皆さんが心配しているのは、
「長時間テレビ・ビデオを視聴している子のなかに、
ことばの出現がおくれる子がいる」という話を
聞いたことがあるからだと思います。
日本小児科学会によるものとされている提言内容の中には、
『2歳以下の子どもには,テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう.
内容や見方によらず,長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります.』
という文章があります。
見ていただいた通り、「危険性が高まります」という表現になっています。
これをどのように考えるかですね。
提言内容には、次のような文章もあります。
『乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう.
見せるときは親も一緒に歌ったり,子どもの問いかけに応えることが大切です.』
印象としては、
親子のコミュニケーションが少なくなることを心配しているようです。
テレビ局側は、どう言っているのか?
NHK放送文化研究所の「子どもによい放送プロジェクト」でも、
追跡調査を行ったようです。
『乳児期のメディア接触時間の長い子は、
ことばの発達がおくれるという結果は出ていません。』としています。
また、児童カウンセラーや保育研究をしている先生などによると
「テレビだけが問題なのではありません。」というコメントが見られます。
■ まとめ
個人的な見解もお伝えしておきます。
「言語発達が遅れる危険性が高まります」については、
テレビの影響の前に、無口な親に育てられた場合は
言葉を覚えるのは遅いかもしれません。
はっきりとした根拠はありません。
テレビについては、長い時間つけっぱなしにするのはやめて、
赤ちゃんとお母さんのコミュニケーションを
増やすことは良いことだと思います。
より積極的な考え方を持って、
赤ちゃんとのふれあいを大事にしてください。